英国の雄「Edward Green」のパンチド・キャップ・トウ「Berkeley」

公開日: : 最終更新日:2015/01/21 革靴コレクション

EDWARD GREEN BERKELEY

ブランド:EDWARD GREEN
モデル:BERKELEY
サイズ:7E
ラスト:202
カラー:Dark Oak Antique
価格:136,000円+税(82ラストの場合。2014年12月時点)

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EDWARD GREEN(エドワード・グリーン)のパンチド・キャップ・トウ(ストレートチップ)の「BERKELEY(バークレー)」をご紹介します。

伝統の英国靴「エドワード・グリーン」

エドワード・グリーンについては、こちらのCadogan(カドガン)の記事でも紹介していますので、合わせてご覧ください。

エドワード・グリーンは1890年にイギリスで創業された伝統ある高級シューズメーカーです。
高級ドレスシューズとして真っ先に名前が上がるブランドのひとつですね。
私がもっとも好きなドレスシューズメーカーです。

しばらくは黒子としてさまざまなブランドのOEM生産も行っていました。(現在でも行っています)
ラルフローレンやブルックスブラザーズ、マスターロイドの生産を行っていたことは有名ですね。
一時はファクトリーごとエルメスに抑えられ、シューメーカーの命でもあるラストまで失う危機に陥ります。
クロケット&ジョーンズやグレンソンといった同じノーサンプトンのシューメーカーに生産を依頼することでなんとか危機をしのいだ歴史があります。
その後、ディレクターのジョン・フルスティックにより、奇跡的な復活を遂げます。

日本国内ですと、伊勢丹や阪急などの百貨店とストラスブルゴなどでの取り扱いがあります。
販売チャネルは多くないですが、行くところに行けばきちんと取り扱っているので目にはしやすいですね。

EDWARD GREEN BERKELEY

実は使いやすい茶系のパンチド・キャップ・トウ

このバークレーの購入のきっかけとなったのは、ひとつ前に購入した同じくエドワード・グリーンのカドガンを入手したことによります。
202ラストのカドガンのシルエットが実に美しく気に入りました。
特にエドワード・グリーンのダークオークアンティークはとても雰囲気のある色合いなので、ぜひ同じ202ラストで茶系の靴もほしいと思ったことがきっかけです。

迷ったのは3モデルで、ストレートチップの「Chelsea(チェルシー)」、セミブローグの「Cadogan(カドガン)」、そしてこのパンチド・キャップ・トウの「Berkeley(バークレー)」です。

まず最初に消えたのがチェルシーで、格式高いストレートチップと茶系のチグハグ感が拭えずに脱落。
チェルシーだったらばやっぱり黒ですね。
つま先をピカピカに鏡面にして履きたいです。

次にカドガンですが、単純にすでに黒を所持しているということと、茶系でセミブローグだとフルブローグほどではないにしてもかなりカントリー色が強くなってきてしまうので、スーツで使いづらいかなというところです。
冬場の起毛感があるスーツだったら良いのですが、春夏などのさらっとした生地感に合わない気がします。

パンチド・キャップ・トウにすることで、スーツでも、ジャケパンスタイルでもうまくコーディネートにはまります。
茶系というだけである程度カジュアルに見えるので、具合が調度良いです。
このセレクトは正解でした。

このバークレーはアイレットの横に「スワンネック」というステッチが入っているのもエドワード・グリーンの意匠の特徴ですね。
ストレートチップのチェルシーにも同様の意匠が施されています。
旧エドワード・グリーンの革靴にはない意匠なので、当初は「あざとい」という声もあったようですが、いまではブランドを特徴付けるものとされています。
(三陽山長の友二郎もまったく同じ意匠を取り入れているのはちょっとどうかなという気もします・・・)

EDWARD GREEN BERKELEY

普遍的な202ラスト

このバークレーはエドワード・グリーンの基本となる202ラスト(木型)です。
202ラストにも新・旧があり、こちらは新202ラストとなります。
チャーチの73ラストと173ラストの違いのように、旧202ラストに対する熱狂的なファンの方もいらっしゃいます。
フォルムはインサイド・ストレート、アウトサイド・カーブとなっています。

この202ラストはエドワード・グリーンの特徴でもある土踏まずの吊り込みを感じやすいモデルで、ホワイツのアーチイーズのように適度に土踏まずをフィットさせることで、つま先・土踏まず・踵の3点で支え快適な歩行をサポートします。
また小ぶりなヒールカップは実に立体的な作りとなっていて、特に踵が小さい日本人にフィットすると言われています。
ヒールカップが平面的ですとどうしても抜けやすくなりますが、エドワード・グリーンはしっかりと手間をかけて作られています。
この点では日本の三陽山長のR2010ラストもヒールカップが小さめで参考にしている印象がありますね。
カップ自体の高さも低いので、沈み込んだときにくるぶしが当たるといった心配も少ないのではないでしょうか。

ちなみにこのバークレーは国内では82ラストが基本の取り扱いとなっています。
82ラストも実に美しいのですが、ロングノーズが苦手なので、本国から202ラストを取り寄せました。
基本に忠実なラウンドトウはまさに英国靴のお手本です。
サイズは7Eで、黒カドガンよりもハーフサイズアップしています。
カドガンはかなりジャストフィットで、夕方になってくるとシューレースを緩めないと履くことができないサイズでした。
いつもかなりぴったりなサイズ選びをしていることが裏目に出てしまった感じですね。
この7Eは朝から夜にかけて、心地よく履けるサイズで結果的には7Eが正解だったかなと感じています。

EDWARD GREEN BERKELEY

比較対象モデルは特になし?

純粋なストレートチップであれば、各ブランドに定番モデルとして存在していますが、パンチド・キャップ・トウとなるとそんなに多くないですね。
特に有名なのはジョン・ロブ・パリのフィリップIIですが、かなり価格帯も違いますし、スマートなシルエットはこのバークレーの普遍さとはかけ離れています。
フィリップIIであればしっかりとスーツに合わせたいですね。
というかジョンロブには手が届きません・・・し、まだ自分には早い、そんな気持ちがあります。

EDWARD GREEN BERKELEY

クリームはサフィール・ノワールのブラウン

バークレーの購入を機に、サフィール・ノワールのクレムのダークブラウンを購入しました。
しかし、実際に磨いてみると、ダークオークの色味に対して少し濃いようで段々と濃くなってしまいました。
靴クリームを選ぶときの鉄則は靴の色味に対してやや薄い色ですから、この色味に合うのはサフィール・ノワールであればブラウンということになります。
ダークオークのアンティーク処理を損なうことなくきれいに磨くことができますね。

ポリッシュは同じくサフィール・ノワールのニュートラルを使用しています。
このように革に表情がある色味であれば、ニュートラルを使うことでキメを残したいと思っています。
ダークブラウンなど色味のあるポリッシュですと、どうしてものっぺりとした印象になってしまいます。
自信のある方はダークブラウン・ネイビー・ニュートラルあたりのポリッシュを適度に組み合わせると良い具合のアンティーク仕上げになりそうですね。
穴飾りのところだけ、ダークブラウンのポリッシュを乗せて少し表情を付けるのがお気に入りです。

EDWARD GREEN BERKELEY

何も考えずに選ぶ一足

朝、何も考えずに茶系の靴を選ぶとこの靴にたどり着くことが多いです。
わたしは黒靴を履くときはやはり気持ちを引き締めたい1日、ということが多いです。
茶系の靴を履くときはリラックスして臨みたい1日で、このバークレーが実に具合いが良いです。
茶色い色味はかなりカジュアルダウンしてくれるので、パンチド・キャップ・トウというほぼストレートチップでもそこまで気負わずに履くことができます。
これからも末永く付き合って行きたい一足です。

EDWARD GREEN BERKELEY

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